住所は正確に!

住所の表記は正確に!

みなさんは住所の表記を気にされたことはありますか?

これ、意外と皆さん気にされていない場合が多く、お客様からお預かりする書類によって住所の表記がバラバラだったりします。

しかし、この住所の表記なにが問題なのでしょうか?

私たち行政書士がお客様から委任状をお預かりするなどして、役所からお客様の公的な証明書類を集めます。その際に役所に提出する申請書類のお客様の住所が間違っていると書類を発行してもらえないのです。この住所の間違いというのは、そもそも住所そのものが違うといった場合以外にも、何丁目何番地何号などの表記が漢数字かアラビア数字かの違いや、アパートやマンションなどの号室の表記の際にも、「何丁目何番地何号 ○○マンション△△号室」なのか、「何丁目何番地何号-△△号」などの略式の表記なのかなどでも全て違うものとされて発行してもらえないことが多いのです。

新規申請などの場合、お客様の納税証明書を取得するのですが、こちらも上記と同様に表記の違いで発行してもらえないこともあるため、登記上の表記と同じ書き方で申請しなければなりません。

許可申請書類の住所の表記は慎重に

許可申請書類に記載する住所も必ず、公的な書類と同じ表記を求められますので、細心の注意が必要です。書類ごとに違う表記をしていると、間違いなく補正を求められることになりますので注意しましょう。

正確な住所はどうしたら分かるの?

では、正確な住所の表記はどうしたら判明するのでしょうか?

これは、個人の本籍や住所であれば、本籍入りの住民票を取得すれば、本籍地および現住所の正確な表記が分かります。

これをもとに登記されていないことの証明書や身元(身分)証明書を取得すると良いでしょう。

また納税証明書に記載する正しい法人の住所はどうやって知ればよいのでしょうか?これは、法務局で取得することができる履歴事項全部証明書で確認できます。

履歴事項全部証明書は誰でも取得することができます。

普段個人で書類を役所に提出するときなどにはあまり気にすることがない住所の表記ですが、許可の申請書類を作成する時や公的な書類を集める際はこのようにしっかりと丁寧に住所を書かなくてはなりません。もっとも、普段から正確な住所を書いていればなんの問題もなく済むはずです。

見落としがちなこの住所の表記問題ですが、一度ご自身の身の回りにある書類を確認してみてはいかがでしょうか?