許可を取るのにどれくらい時間がかかるの?

許可を取るのにどれくらい時間がかかるの?

さて、新規で許可を取得するにあたって、費用と同じくらい気になるのが、許可を取るまでにどれくらい時間がかかるのかということではないでしょうか?

必要となる日数については、一概に何日ということは言えません。というのも、書類を作成するにあたって、お客様の現状についてヒアリングをしたうえで、要件を満たすことを証明するのにどういった確認書類を準備しなければならないかを精査し、お客様自身や元の職場、場合によっては第三者の建設業者の方に証明するための書類を作成してもらう必要があるからです。

また、後見登記事項証明書(ないこと証明)や身元(身分)証明書、事業税の納税証明書、法人の場合は履歴事項全部証明書などを役所に取りに行くか郵送などで取り寄せる必要もあります。

役所では基本的にはどこも平日の昼間しか書類を取得することができないため、こういったことにも意外と時間がかかるものです。

そして、証明書類などを集めることができ、書類の作成も同時に行ったとしても一般的には1日や2日では書類を全て揃えるのは難しいでしょう。凡そ1ヶ月は書類の準備・作成にかかると思っておいた方が無難です。お客様にもよりますが1年掛かりで入念に準備される方もおられます。

役所に提出したら終わりではない

無事すべての書類を揃え、丁寧に間違いや書類の不足がないことを確認したら、管轄の建設事務所へ書類を提出します。よく間違われるのですが、提出したらすぐに許可がもらえるわけではありません。

現在、コロナ禍の状況ということもあり、基本的には申請書類は郵送で提出しますが、この段階ではまだ仮受付となります。仮受付の時点で建設事務所の方で書類の基本的なチェックを行います。この仮受付ですが、大体2~3週間かかると言われています。(知事許可の場合)

この仮受付の時点で書類に不足や間違いがあると補正を求められます。ただし、補正する箇所があまりにも多い場合は、差し戻されて再提出するように言われることもあります。

補正する箇所がある場合は、どこの部分が間違っているか、役所の担当者にひとつずつ確認をしていき間違いを訂正していきます。ちなみに以前は補正については、書類に捨印(または行政書士印)で訂正が可能でしたが、令和3年1月からの押印廃止によって、原則書類の差し替えとなっています。

すべての補正要素がなくなり、不測の書類などもない状態となって初めて本受付をしてもらえる状態になります。

この本受付の時点で県の収入証紙を購入して貼付け用紙に貼付して本申請を行います。そしてこの本受付となってから、再度書類の審査があります。この本受付では凡そ1ヶ月程度かかります。(知事許可の場合)

本受付が終わったら

仮受付の時点で補正の指示があった部分の訂正を全て終えていても、本受付でさらに指摘されることもあります。そういった場合は、仮受付の時と同様に補正の指示に従い、必要な書類を揃え、間違いを訂正します。

本受付を行い、書類の審査が問題ない状態となったら初めて許可が下ります。

大体この時点までで、最初のお客様へのヒアリングから少なくとも3ヶ月程度はかかっているのではないでしょうか?

一般的には申請書類が一発で問題なく許可が下りることはほぼないそうです。そうなると、当然補正にかかる日数分許可を取得できるまでに後ろにずれてきます。

許可取得に際しての基本的な注意点

来月までに許可をとって欲しいとか、元請業者に許可を取ったと言ってしまったというご相談をいただくことがありますが、上記を読んでいただければわかる通り、許可の取得までには非常に時間がかかります。

許可が必要な場合、事前にいつの時点で許可を取得できていないといけないのか、しっかり逆算して余裕を持った計画を立てながら取り組む必要があります。

また許可の取得の準備に際して、準備しなければならない確認書類なども思いのほか集めるのに苦労するものです。日ごろから工事の履歴などしっかりとデータ化できるものはしておき、健康保険や厚生年金、雇用保険の番号や領収証書などすぐに取り出せるように保管しておきましょう。顧問契約している税理士や社労士から書類を取り寄せることもあるかと思いますので事前に伝えておくことも大切です。

大臣許可の場合は

上記の場合にかかる日数は知事許可の場合です。もし取得を目指している許可が大臣許可の場合は、審査期間が120日ですので、知事許可に比べて大体倍程度かかります。