工事の種類-⑲内装仕上工事
工事の種類-⑲内装仕上工事
内装仕上工事
内装仕上工事とは?
建設業の29業種のうちのひとつ、内装仕上工事とはどのような工事を指すのでしょうか?
内装仕上工事の内容としては、「木材、石膏ボード、吸音板、壁紙、たたみ、ビニール床タイル、カーペット、ふすま等を用いて建築物の内装仕上げを行う工事」とあります。
内装仕上工事の具体例
- インテリア工事
- 天井仕上工事
- 壁張り工事
- 内装間仕切り工事
- 床仕上工事
- たたみ工事
- ふすま工事
- 家具工事
- 防音工事
です。
類似している工事の区分の考え方
家具工事とは、建築物に家具を据付け又は家具の材料を現場にて加工若しくは組み立てて据付ける工事です。
防音工事とは、建築物における通常の防音工事であり、ホール等の構造的に音響効果を目的とするような工事は含まれません。
たたみ工事とは、採寸、割付け、たたみの製造・加工から敷きこみまでを一貫して請け負う工事をいいます。
内装仕上工事の許可を取得する際に必要な専任技術者の要件について
内装仕上工事の許可を取得する際に、専任技術者の要件を満たすためには、一定の資格を取得していること、または所定の学科を卒業してから大学若しくは高等専門学校の場合3年、または高等学校若しくは中等教育学校の場合5年の実務経験、または10年の実務経験が必要となります。
内装仕上工事の専任技術者となれる資格
内装仕上工事の専任技術者となれる資格は以下の通りです。
特定建設業許可および一般建設業許可
- 一級建築施工管理技士
- 一級建築士
一般建設業許可
- 二級建築施工管理技士(仕上げ)
- 二級建築士
- 畳製作・畳工(職業能力開発促進法による技能検定)
- 内装仕上げ施工・カーテン施工・天井仕上げ施工・床仕上げ施工・表装・表具・表具工(職業能力開発促進法による技能検定)
- 登録内装仕上工事基幹技能者
所定学科について
内装仕上工事の許可を受けようとする場合の所定の学科は以下の通りです。
- 建築学又は都市工学に関する学科
以上の学科を卒業している場合には、大学若しくは高等専門学校の場合3年、または高等学校若しくは中等教育学校の場合5年の実務経験で専任技術者の要件を満たすことになります。
また、上記の学科の名称とは異なっていても卒業した学科で履修した内容によっては所定の学科を卒業したとされる場合もありますので、そういった場合は各建設事務所の担当者に確認すれば該当するかどうかわかります。