工事の種類-㉑熱絶縁工事
工事の種類-㉑熱絶縁工事
熱絶縁工事
熱絶縁工事とは?
建設業の29業種のうちのひとつ、熱絶縁工事とはどのような工事を指すのでしょうか?
熱絶縁工事の内容としては、工作物又は、工作物の設備を熱絶縁する工事とあります。
熱絶縁工事の具体例
- 冷暖房設備
- 冷凍冷蔵設備
- 動力設備又は燃料工業、化学工業等の設備の熱絶縁工事
- ウレタン吹付け断熱工事
です。冷蔵倉庫や冷蔵の工場など外部と熱を遮断する必要がある設備に用いられるものや、ダクトなどに断熱剤を取付けるものが大部分ですが、一般的な家屋の断熱材であるウレタン吹付けも熱絶縁工事のうちの一種類になります。
熱絶縁工事の許可を取得する際に必要な専任技術者の要件について
熱絶縁工事の許可を取得する際に、専任技術者の要件を満たすためには、一定の資格を取得していること、または所定の学科を卒業してから大学若しくは高等専門学校の場合3年、または高等学校若しくは中等教育学校の場合5年の実務経験、または10年の実務経験が必要となります。
熱絶縁工事の専任技術者となれる資格
熱絶縁工事の専任技術者となれる資格は以下の通りです。
特定建設業許可および一般建設業許可
- 一級建築施工管理技士
一般建設業許可
- 二級建築施工管理技士(仕上げ)
- 熱絶縁施工(職業能力開発促進法による技能検定)
- 登録保温保冷基幹技能者
所定学科について
熱絶縁工事の許可を受けようとする場合の所定の学科は以下の通りです。
- 土木工学または建築学、又は機械工学に関する学科
以上の学科を卒業している場合には、大学若しくは高等専門学校の場合3年、または高等学校若しくは中等教育学校の場合5年の実務経験で専任技術者の要件を満たすことになります。
また、上記の学科の名称とは異なっていても卒業した学科で履修した内容によっては所定の学科を卒業したとされる場合もありますので、そういった場合は各建設事務所の担当者に確認すれば該当するかどうかわかります。