工事の種類－㉒電気通信工事

電気通信工事とは？

建設業の29業種のうちのひとつ、電気通信工事とはどのような工事を指すのでしょうか？

電気通信工事の内容としては、有線電気通信設備、無線電気通信設備、ネットワーク設備、情報設備、放送機械設備等の電気通信設備を設置する工事とあります。

熱絶縁工事の具体例

• 有線電気通信設備工事
• 無線電気通信設備工事
• データ通信設備工事
• 情報処理設備工事
• 情報収集設備工事
• 情報表示設備工事
• 放送機械設備工事
• TV電波障害防除設備工事

となっています。

電気通信工事の許可を取得する際に必要な専任技術者の要件について

電気通信工事の許可を取得する際に、専任技術者の要件を満たすためには、一定の資格を取得していること、または所定の学科を卒業してから大学若しくは高等専門学校の場合3年、または高等学校若しくは中等教育学校の場合5年の実務経験、または10年の実務経験が必要となります。

電気通信工事の専任技術者となれる資格

電気通信工事の専任技術者となれる資格は以下の通りです。

特定建設業許可および一般建設業許可

• 一級電気通信工事施工管理技士
• 電気電子・総合技術監理（電気電子）

一般建設業許可

• 二級電気通信工事施工管理技士
• 電気通信主任技術者（交付後実務経験5年）
• 登録電気工事基幹技能者

所定学科について

電気通信工事の許可を受けようとする場合の所定の学科は以下の通りです。

• 電気工学または電気通信工学に関する学科

以上の学科を卒業している場合には、大学若しくは高等専門学校の場合3年、または高等学校若しくは中等教育学校の場合5年の実務経験で専任技術者の要件を満たすことになります。

また、上記の学科の名称とは異なっていても卒業した学科で履修した内容によっては所定の学科を卒業したとされる場合もありますので、そういった場合は各建設事務所の担当者に確認すれば該当するかどうかわかります。