工事の種類-⑱防水工事
工事の種類-⑱防水工事
防水工事とは?
建設業の29業種のうちのひとつ、防水工事とはどのような工事を指すのでしょうか?
防水工事の内容としては、「アスファルト、モルタル、シーリング材等によって防水を行う工事」とあります。
防水工事の具体例
- アスファルト防水工事
- モルタル防水工事
- シーリング工事
- 塗膜防水工事
- シート防水工事
- 注入防水工事
です。
類似している工事の区分の考え方
「防水工事」に含まれるのは、いわゆる建築系の防水工事のみです。トンネル防水工事等の土木系の防水工事は「とび・土工・コンクリート工事」に該当します。
防水モルタルを用いた防水工事は「左官工事業」、「防水工事業」のどちらの業種の許可でも施工可能です。
防水工事の許可を取得する際に必要な専任技術者の要件について
防水工事の許可を取得する際に、専任技術者の要件を満たすためには、一定の資格を取得していること、または所定の学科を卒業してから大学若しくは高等専門学校の場合3年、または高等学校若しくは中等教育学校の場合5年の実務経験、または10年の実務経験が必要となります。
防水工事の専任技術者となれる資格
防水工事の専任技術者となれる資格は以下の通りです。
特定建設業許可および一般建設業許可
- 一級建築施工管理技士
一般建設業許可
- 二級建築施工管理技士(仕上げ)
- 防水施工
所定学科について
防水工事の許可を受けようとする場合の所定の学科は以下の通りです。
- 土木工学(農業土木、鉱山土木、森林土木、砂防、治山、緑地又は造園に関する学科を含む)、又は建築学に関する学科
以上の学科を卒業している場合には、大学若しくは高等専門学校の場合3年、または高等学校若しくは中等教育学校の場合5年の実務経験で専任技術者の要件を満たすことになります。
また、上記の学科の名称とは異なっていても卒業した学科で履修した内容によっては所定の学科を卒業したとされる場合もありますので、そういった場合は各建設事務所の担当者に確認すれば該当するかどうかわかります。