工事の種類-⑫鉄筋工事
工事の種類-⑫鉄筋工事
鉄筋工事
鉄筋工事とは?
建設業の29業種のうちのひとつ、鉄筋工事とはどのような工事を指すのでしょうか?
鉄筋工事の内容としては、「棒鋼等の鋼材を加工し、接合し、又は組立てる工事」とあります。
鉄筋工事の具体例
- 鉄筋加工組立て工事
- 鉄筋継手工事
です。
類似している工事の区分の考え方
「鉄筋工事」は鉄筋加工組立て工事と鉄筋継手工事からなっており、鉄筋加工組立て工事は鉄筋の配筋と組立て、鉄筋継手工事は配筋された鉄筋を接合する工事です。
鉄筋継手にはガス圧接継手、溶接継手、機械式継手などがあります。
鉄筋工事の許可を取得する際に必要な専任技術者の要件について
鉄筋工事の許可を取得する際に、専任技術者の要件を満たすためには、一定の資格を取得していること、または所定の学科を卒業してから大学若しくは高等専門学校の場合3年、または高等学校若しくは中等教育学校の場合5年の実務経験、または10年の実務経験が必要となります。
鉄筋工事の専任技術者となれる資格
鉄筋工事の専任技術者となれる資格は以下の通りです。
特定建設業許可および一般建設業許可
- 一級建築施工管理技士
一般建設業許可
- 二級建築施工管理技士(躯体)
- 鉄筋組立て・鉄筋施工(職業能力開発促進法による技能検定、選択科目「鉄筋施工図作成作業」及び「鉄筋組立て作業」)
- 登録PC基幹技能者
- 登録鉄筋基幹技能者
- 登録圧接基幹技能者
所定学科について
鉄筋工事の許可を受けようとする場合の所定の学科は以下の通りです。
- 土木工学、建築学、機械工学に関する学科
以上の学科を卒業している場合には、大学若しくは高等専門学校の場合3年、または高等学校若しくは中等教育学校の場合5年の実務経験で専任技術者の要件を満たすことになります。
また、上記の学科の名称とは異なっていても卒業した学科で履修した内容によっては所定の学科を卒業したとされる場合もありますので、そういった場合は各建設事務所の担当者に確認すれば該当するかどうかわかります。